完成が迫る、浦添市西海岸道路
国道58号を北へと向かうと、
その左手に広大なキャンプ・キンザー（牧港補給地区）が目に入ります。
キャンプ・キンザーの向こう側には浦添市の自然豊かな海が広がり、
今、その西海岸に新しい道路と商業エリアが誕生しようとしているのを、ご存知ですか。
今月は浦添の新しい顔となるエリア、西海岸区域の現在についてご紹介します。浦添市は、その地理的な特徴として市域の約14％近くを国道58号の西側部分のキャンプ・キンザーが占めています。キンザーの西側には広大な東シナ海が広がり、今もなお素晴らしい景観が残っていますが、市民の多くはそれを目にする機会がありません。
浦添市西海岸エリアは、昭和49年に那覇港港湾計画に位置付けられて以降、様々な開発事業に取り組み、事業が完了した西洲（いりじま）地区には商業団地が完成。多くの事業者が沖縄県経済を支えています。一方で、地域の発展と那覇市への通勤エリアの拡大により、朝夕の通勤時間帯の国道58号は渋滞が著しく、雨の日や交通事故が発生した際は数キロメートルにも及ぶ大渋滞となり、経済的なロスばかりでなく環境への負荷も大きなものとなっています。
これを解消するため、国は浦添市の西海岸を通過する新たな道路整備計画を立案しました。これが西海岸開発計画です。この計画は糸満市から読谷村に至る延長約50㎞の計画で、そのうち浦添市を通過する2つの道路、臨港道路浦添線と浦添北道路が、いよいよ平成29年度内に完成を迎えようとしています。
また、西海岸道路とキンザーとの間は、市の浦添市西海岸開発事業（第一ステージ地区）によって新たな商業エリアが誕生し、大型商業施設の立地が予定されています。
少しずつその全貌を見せつつある浦添市の新しい西海岸。浦添市にとって、この道路が「明るい未来へのかけ橋」となるのは、もう間近に迫っています。将来への想いをカタチへ〜まちづくりのために浦添市が目指すモノ〜
西海岸道路は環境に配慮されており、部分的に橋梁化されています。
しかし、橋梁化に至るまでには周辺住民と何度も協議を重ねながら、時間とお金の問題をクリアしなければなりませんでした。西海岸開発課 課長 仲西 広光
西海岸道路の計画当初は、道路整備に必要な部分をすべて埋め立てることとなっていました。
整備には環境アセスメントが必要で、その際には地元の皆さんや学識経験者の皆さんと一緒に協議を重ねてきましたが、西海岸を知る人々からは貴重な自然海浜を埋め立てることに対する反対意見が多くありました。私たちも真摯に耳を傾け、できる限り自然環境に負荷のない形での整備ができないものかと検討を繰り返しました。
これにより当初計画を見直し、埋め立てではなく、橋梁による整備方法としました。対象エリア内の海水の流れを妨げないよう、柱の形や間隔も自然環境に配慮した形になっています。
もちろんコストはかかりますが、浦添市としては整備を行う国に対し市民の熱い想いを伝え整備費の増額をお願いし、国側の理解もあり平成22年から実現に向けて取り組んでいます。
この道路の開通は、国道の混雑を軽減し、市内へ気軽にアクセスすることが可能となります。大型商業施設や西海岸の景観も含め、新しい浦添市の魅力を多くの人に知ってもらえると思います。大型商業施設の誕生 SAN-A × PARCO
第一ステージ地区に、沖縄のサンエーと東京のパルコが協業して開発する大型商業施設が、平成31年夏ごろに開業予定です。すでに土地は、株式会社サンエーの100％子会社である「株式会社サンエー浦添西海岸開発」へ売却しており、施設が完成するとこれまで以上に観光客の流入が期待されます。
いま、市民の関心を集めているこの大型商業施設は、果たしてどのぐらいの規模なのでしょうか。
Q 施設はどのくらいの大きさなの？ A 店舗面積は県内最大級の60,000㎡（予定）！
浦添市民体育館の約20倍!!Q 駐車場はどのくらいあるの？ A 3,800台（予定）!
車利用の来店を意識し、天候の影響を受けず利用しやすい６層の立体駐車場と大規模な屋内駐車場を予定しています。What’s 「PARCO」!?
「PARCO」とは、株式会社パルコが全国主要都市に19店舗展開している国内大手のファッションビルのことです。主に若者向けの人気ブランド多く取り扱っていますが、近年では「オトナPARCO」をオープンし幅広い世代に向けて流行とライフスタイルを発信しています。
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企画部 国際交流課住所：〒901-2501 沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号（本庁4階）TEL：098-876-1234（代表）：国際交流係（2611・2612） 広報広聴係（2613・2614）E-Mail：kokusai@city.urasoe.lg.jp
引用元：浦添市役所
