麻しん(はしか)患者の発生について(注意喚起)

引用元:浦添市役所

沖縄県において、平成26年以来となる麻しん患者が報告されました。

 

・報道提供資料:麻しん(はしか)患者の発生について(注意喚起)

 

【市民の皆様へのお願い】

麻しんは、感染力が非常に強いため、麻しん患者と接触した(同一空間を共有した)方は、麻しんに感染する可能性があり、接触後7~21日間の健康観察が必要となります。そのため、3月24日~4月9日に発熱、発疹等の症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に「麻しんかもしれない」ことを連絡のうえ、医療機関の指示に従い受診してください。

【麻しん(はしか)とは】

・麻しんウイルスにより引き起こされる感染症で、一般的に「はしか」と呼ばれることもあります。

・感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強いと言われています。免疫がない人が感染すると、ほぼ100%発症します。

・感染すると、10~12日後に38℃前後の発熱が2~4日続き、せき、鼻水、くしゃみ、目の充血や目やになどの症状が現れます。一時的に解熱し、再び高熱と発疹が出てきます。合併症がない場合は、7~10日で主症状は回復しますが、免疫力の回復には1か月程度を要するため、それまでは他の感染症にかからないよう十分な注意が必要になります。

・発疹の現れる前から「コプリック斑(周りが赤く中心が白い口腔粘膜にできる粘膜疹)」と呼ばれる粘膜疹が頬の内側に出現します。

・妊娠中に麻しんにかかると早産や流産を起こす可能性があります。(妊娠中はワクチン接種はできません。)

・肺炎、中耳炎を合併しやすく、1,000人に1~2人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われてます。また、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することがあります。

・発病後の有効な治療方法や治療薬がないため、症状に対する対処療法を行います。

【定期の予防接種について】

 麻しん・風しんは予防接種で予防できる病気です。流行の防止には95%以上の接種率が必要です!!

  
 接種区分  対象者 個人負担額
 MR1期(定期接種)  1歳から2歳未満  無料
 MR2期(定期接種)  5歳以上7歳未満で小学校入学前の一年間  無料
 MR1期(浦添市行政措置)  2歳からMR2期対象前までの年齢でMR1期未接種者  無料
 MR2期(浦添市行政措置)  小学校1年生から小学校6年生相当の年齢でMR2期未接種者  無料

また、定期予防接種以降でも、以下に該当しない方は、予防接種を受けましょう。

〇母子手帳などで麻しんワクチンを2回以上受けたことがある。

〇過去に麻しんにかかったことが確実である(検査で確認されたことがある)

 

任意での予防接種を希望される方はかかりつけ医またはお近くの医療機関に事前にお問合せください。(予防接種を実施していない医療機関もあります。)

参考:MRワクチンの接種費用は10,000円程度。(医療機関によって異なりますので、詳しくは接種予定の医療機関にお問合せください。)

参考:H29年度 小児の定期接種実施機関[PDF:275KB]

外部リンク

麻しん(はしか)に関するQ&A(厚生労働省)

感染症発生動向調査(国立感染症研究所)

お問い合わせ

健康部 こども健康課
住所:〒901-2103 沖縄県浦添市仲間一丁目8番1号(浦添市保健相談センター内)
TEL:098-875-2100(直通)
FAX:098-875-1579